The Apology

観劇記録
pocketmomonster 2022.10.07
誰でも

月曜

タヒチアンダンスで爆汗

ロンドンだと唯一の先生らしく、東京だと無数に教室があるから日本におけるタヒチアン人気すごいんだねと思った。

大人数で踊るのは本当に楽しい。

火曜

ロンドンで初お芝居見てきた

リスニングに自信がなく行ってなかったが、行くと決めたら事前に劇評など読んで勉強になるからやはり見に行くべきだと思いました。

慰安婦がテーマになっている芝居で、自分の慰安婦についての認識としてはお金を介してようがいまいが、占領している側の国の人間が、占領されている人たちに性的搾取を行うというのはフェアでもなんでもなく本当にひどいことだと思っています。政治的な問題以前にまず人権の問題だという考え方を持つのが腑に落ちている(その台詞が劇中にもあった)

日本軍が犯した罪は自分自身には関係はないが、今の自民党の中にも彼女らを貶めるひどい言説を繰り返す政治家がいることにとても怒っているし、安倍氏をはじめとする右派の人たちが自虐史観だとか言って教科書作りに関与してきたことことも含め、日本人全員があったことをそのまま知る責任があると思っています。二度と繰り返さない様にするために。

主戦場というドキュメンタリー映画、1000円で見られるので心からお勧めします!予告映像だけでもぜひ!http://www.shusenjo.jp/

慰安婦の女性に聞き取りをする女性弁護士が軸になっているお芝居だった。まず、その同僚の男性弁護士と二人で会話するシーンから始まる。その男性がこれでもか!というくらい有害な男性性を背負いレイシズムも持ってるとわかるキャラクターで、なんでなんだと思ってたのだけど(女性の話を遮る、被せる、小馬鹿にする、矮小化する、ヒステリーだと嘲笑う、というか聞いてない)この芝居がきちんとスタンスを示しているのだと解釈できて、とりあえずは安心して見ることができた。最後には、慰安婦問題というのは今日に至るまでも被害者たちはこういう存在に侮辱され、苦しめられているんだということを明確に提示しているんだとわかった。この男性の存在によって慰安婦問題を描く際に、日本軍や政府が悪いという単純な話にならず、どの国でどの民族の人だって戦時や占領下にあったらこういう問題が起き得るという説明になっていたと思う。

それにしても最初はその白人男性のキャラクターの演出が露悪的で拒否反応があったんだけど、それはきっと自分が日本の、何が言いたいのかわからない芝居に慣れすぎているからなんだと今わかった。15年くらい日本の小劇場のお芝居見たり参加してるけど、基本的には、何が言いたいのかわからない芝居を多く見てるんだな。それに疑いを持つことなくスタンスが見えてないのは良いこと、当たり前のことだと思ってきたんだなと。もちろんそういう芝居に心を打たれてきたし、そうではない芝居を見たこともあるはずだけど。

日本とイギリスではお客が共有してる前提が違うということは大きいと思う。

演劇の役割についてイギリス人と英語で話ができる様になりた~い

口論のシーンほぼ聞き取れないくらいのレベルの聞き取りで残念だったが台本が買えたのでよかった。

・メモ

統治下にあったことが一つの家族に影響を与え続ける。戦争、賠償が終わったからおしまいという話ではあり得ない。

被害を受けるのは力のない弱い人たちから

政治の問題じゃなくて人権の問題だという台詞

ドイツは詫びるが日本は恥じるだけという台詞

白人男性が原爆の認識についても触れてた 

支配下にあったのが原因で男性もが様々な形で尊厳を踏み躙られていく様子、娘の葛藤、声を上げると決意した老いた女性が、まだ幼かった頃の彼女と眼差しを交わすシーンなど2時間近く丁寧に描かれて、上演の最後には、日本の安倍元首相は軍が強制に関与してるわけじゃないと主張し、日本の政治家の何人かは少女像の撤去を主張している、というアナウンスで終わって情けなくてたまらなかった。私はその国に日本人として住んでて投票権持ってる。だから選挙でその恥ずかしい政治家たちを当選させないように他の政治家に投票する。選挙に行こうと声をかけ続けるし若者と話を続けたい。こうやって文章にまとめて仲の良い皆様に読んでもらえることも一つの手段だと思っているので、読んでくれてありがとうございます。

まるで悪い朝鮮人が斡旋したかのように語りたがる人はいるが、女性を性的に搾取したい日本の軍部の人たちが、統治下の国の人たちを体よく使って今もなお言い訳を続けているということの卑劣さの解像度あがる作品だった。なかったことにしないで欲しいという気持ち、性的被害を受けて自衛隊の体質にたった一人で立ち向かってる日本の若い女性のことを書きながら思い出した。

2回くらい会ったことがあり、政治の話もできる気が合いそうな日本人男性を誘って観劇前にピザ食べてたら、実は真の保守派であることが判明してヒヤッとしたのだが違いを尊重しようとしながら話ができてよかった。

軍の強制かどうかという点については、「人を刺した人が、自分じゃなくナイフが刺したんだという表現してるようなものだよな」という風に言っていたから安心して一緒に観劇できた。

ひろゆきの沖縄の基地問題の発言がおぞましすぎて、中立、冷笑、俯瞰アレルギーが今すごいので、自分は右だと語れる人と話をして、もちろんいくつかの相容れなさもしっかりと確認したけど、普段左派である友人たちとはしない分野の話ができたのも面白かった。

観劇後彼が、演劇っていいですねと言っているのを聞いて嬉しくなった。演劇っていいよね。

俳優もみなさん素敵でよかった。上演も素晴らしかったし評判も良いみたいなのだけど、日本で上演するとなったら右翼の妨害がすごくて不可能だということがわかる、、上演を決定して、関わってる全ての方は素晴らしい仕事をなさったと思う。

日本以外の環境でもっと勉強したいという気持ちが強くなっています。

賢く実践力のある人が周りにいるので、他人に頼ることを才能の一つである私は留学のこと考え始めた時から人に頼ってばかりなのだが何を返せば良いんだろう?いいパブで大きなグラスに入った美味しいビールをご馳走したいです。

風邪完治したのもありすっごく忙しくしていて、今日は今週帰ってしまうブラジル人のお姉さんとご飯食べようとしていたが彼女が風邪引いてしまったらしく、さっと帰って白菜とツナと春雨を煮た。

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